仕事

60代の在宅ワーク求人はどう探す?雇用条件と応募の確認手順

自宅で求人票とパソコンを見比べる60代の読者を描いた水彩イラスト

更新日:2026年10月23日 / 定年後の人生 編集部

先に、答え。

60代の在宅ワーク求人を探すときは、雇用型と自営型を分け、求人票の勤務場所と出勤条件を確認します。仕事内容・勤務時間・賃金・機器や通信費が書面で示されているか、応募前に確認しましょう。

この記事で分かること

疑問がある方は、相談内容に合う窓口へ。

60代の在宅ワーク求人は雇用型か自営型かを分ける

「在宅ワーク」という言葉だけでは、雇用契約か業務委託かは分かりません。ハローワークが扱う在宅勤務求人は、事業主と雇用関係を結ぶ働き方です。自営型テレワークや内職は、その検索対象に含まれません。

自宅で働く求人を探しているなら、最初に雇用型の求人かを確かめます。自分で仕事を受注する働き方を探す場合は、求人票の検索とは別に、契約条件や必要費用を確認します。

表が画面に収まらない場合は、左右に動かして読めます。

在宅ワークの働き方の違い
働き方仕事の受け方検索時に見る表示
雇用型テレワーク会社と雇用契約を結ぶ在宅勤務、在宅勤務可、テレワーク
自営型テレワーク発注者から業務を受ける雇用求人とは別の契約・募集情報
内職作業を受託し、成果や数量に応じて扱われるハローワークの在宅勤務求人とは別枠

同じ「データ入力」などの職種名でも、雇用の条件は求人ごとに異なります。仕事内容だけで働き方を決めず、雇用主と契約形態を求人票で確認してください。

出典:ハローワーク「テレワーク・在宅勤務の求人情報検索のしかた」

ハローワークで在宅勤務求人を検索する

ハローワークインターネットサービスでは、求人条件の詳細検索から「在宅勤務」にチェックを入れて探せます。就業場所を指定しない検索では全国の事業所が対象になりますが、定期的に出勤する求人も含まれるため、求人票の表示を読みます。

「在宅勤務可」は、募集時から在宅勤務者を求める求人とは限りません。求職者の希望などに応じて在宅勤務も可能とする求人です。「テレワーク可」などの語でも検索できますが、検索結果だけで完全在宅と判断しないでください。

表が画面に収まらない場合は、左右に動かして読めます。

求人票の在宅勤務の表示
求人票の表示読み取れること応募前に確かめること
在宅勤務在宅勤務できる人を募集する求人初日から在宅か、研修や出勤があるか
在宅勤務可希望等により在宅も可能とする求人在宅勤務の回数、対象者、承認方法
テレワーク可求人票に関連する記載がある場合がある実際の勤務場所・出勤頻度・対象業務
就業場所が全国検索全国の求人を検索できる出勤先の所在地と訪問頻度

求人票を保存し、募集条件の表示と会社の説明を見比べると、質問したい点を整理しやすくなります。検索語や条件だけで応募先を決めず、仕事内容の説明も確認してください。

出典:ハローワーク「テレワーク・在宅勤務の求人情報検索のしかた」

在宅勤務の求人は研修中と通常時の出勤を分けて聞く

「在宅勤務」の求人でも、研修や定期面談などで出勤する場合があります。ハローワークは、週に一度や月に一度など、職場への出勤がある求人も在宅勤務に含むと案内しています。完全に自宅だけで働く条件かは、求人票と会社の説明で確かめます。

表が画面に収まらない場合は、左右に動かして読めます。

在宅勤務の求人で先に聞く出勤の場面
時期・場面先に聞いておくこと書面で確認する場所
研修期間研修場所と期間、交通費求人票、雇用条件の説明
通常勤務月・週あたりの出勤回数就業場所、勤務日・勤務時間
面談・会議対面かオンラインか、参加頻度面接時の説明、就業規則
在宅勤務の変更会社が勤務場所を変える条件就業場所と変更範囲の記載

求人票の「在宅勤務可」は、利用回数や対象者が別に決まっている場合があります。希望する勤務日数や通勤できる範囲を伝え、応募前に実際の運用を質問してください。

出典:ハローワーク「テレワーク・在宅勤務の求人情報検索のしかた」

勤務場所・時間・費用を求人票と労働条件通知書で比べる

雇用されて在宅勤務をする場合も、労働条件を確認します。厚生労働省のテレワーク総合ポータルは、賃金・労働時間のほか、働く場所の明示も案内しています。採用後に在宅勤務を予定している場合も、自宅など可能な場所を事前に確認することが望ましいとされています。

通信費や機器などの費用を、会社と本人のどちらが負担するかも求人票や説明資料で確かめます。勤務場所、仕事内容、費用負担が求人票だけで分からない場合は、応募先に質問します。

表が画面に収まらない場合は、左右に動かして読めます。

在宅勤務の求人で確認する項目
確認項目具体的な質問確認する資料
勤務場所自宅以外への出勤はどの程度ありますか求人票、労働条件通知書
仕事内容何を担当し、誰に報告しますか求人票、面接時の説明
時間と休憩始業・終業、休憩、時間外勤務はどうなりますか労働条件通知書、就業規則
機器・通信費パソコンや通信費は誰が負担しますか就業規則、費用規程
研修・試用研修中の勤務場所や賃金はどうなりますか求人票、雇用条件の書面

在宅勤務でも、雇用契約で働く人には労働基準関係法令が適用されます。求人票の勤務時間、賃金、就業場所が説明と異なるときは、契約前に書面で確認しましょう。

出典:厚生労働省「テレワークのうち在宅勤務を導入する場合、労働契約や就業規則を見直す必要はありますか」 / 厚生労働省「テレワークの導入方法」 / 厚生労働省「テレワーク実施時でも労働基準法などは適用されますか」 / 厚生労働省「労働条件の明示」

求人をきっかけに高額契約を勧められたら、いったん持ち帰る

消費者庁は2025年、在宅ワーク求人をきっかけにした高額契約の相談へ注意喚起しました。求人の説明とは異なる業務を勧められた事例です。これは特定の調査対象事業者についての情報で、すべての在宅求人に当てはまる意味ではありません。

求人の応募後に有料講座や支援契約を案内されたら、契約の種類を分けて考えます。仕事を得る雇用契約か、受講・コンサル契約かを確認します。契約書、費用、仕事の提供条件、解約条件を確認し、求人応募と支払いを同時に急がないようにします。

表が画面に収まらない場合は、左右に動かして読めます。

在宅求人で高額契約を勧められたとき
説明された内容確認すること次の行動
求人票と面接の仕事が異なる雇用先、担当業務、賃金条件を書面でもらい、求人票と比較
有料講座や支援を案内された契約先、金額、仕事提供の条件雇用契約とは別の契約か確認
収入や採用を保証すると言われた保証の条件と例外、契約解除その場で支払わず、第三者に相談
解約できないと言われた契約書面と解約条件消費生活相談窓口へ確認

出典:消費者庁「在宅ワークの求人情報をきっかけに、高額なコンサルティング契約をさせる事業者に関する注意喚起」 / 消費者庁「業務提供誘引販売取引」 / 消費者庁「消費者ホットライン」

60代の在宅ワーク応募前チェック

表が画面に収まらない場合は、左右に動かして読めます。

60代の在宅ワーク応募前チェック
確認済んだら残すもの
雇用型か自営型かを区別した求人票、契約書の写し
在宅勤務の頻度と出勤先を確認した会社の回答、勤務場所の記載
仕事内容・時間・賃金を書面で照合した労働条件通知書、就業規則
機器・通信費・研修条件を確認した費用規程、研修条件の説明
有料契約を勧められた場合に内容を確認した契約書、金額、解約条件

在宅勤務の有無だけで決めず、仕事の内容と勤務条件を並べて比べます。条件が書面で確認できる前に契約や支払いを急がないようにします。

出典・確認した一次資料

個別の契約や制度の適用は、担当する公式窓口に確認してください。

次に知りたいことから、もう1本。

肩書を作業の言葉に変えて、求人探しと応募相談につなげる。 →経験・時間・収入に合う仕事と探し方を選ぶ →

暮らしの入口に戻る